航空宇宙産業におけるドライカーボン製法とはプリプレグを使用しています。
プリプレグは炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸させた厚み0.2mmのシートです。
このプリプレグを何枚も重ねて、オートクレーブという圧力容器を使用して、高温と高圧力で成形することで鉄と比較すると、比重で約 1/4、比強度で10倍以上のCFRP製品が製造されます。
一方、従来製法であるウェットカーボン製法は加熱も加圧もせず、対象箇所にドライファブリックを重ね、エポキシ樹脂を塗布して自然乾燥で固めます。
ウェットカーボン製法は、樹脂に気泡が入りやすいですし、割れやすく十分な強度も保証されません。
更にプリプレグと比べ樹脂含有量が不均一で多くなるため、修理前より重さが増してしまいます。
現在の自転車や車の修理のほとんどが、このウェットカーボン製法で製造、修理されています。
Zimackでは航空宇宙産業のドライカーボン製法でプリプレグを使用して製造・修理します。
プリプレグを修理箇所に何層も重ね、オートクレーブで高温・高圧力をかけて製造するため高品質な修理することが可能です。